所在地 | 高知県香南市野市町母代寺476-1 |
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位置 | テンプレート:ウィキ座標2段度分秒 |
山号 | 法界山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 大日如来 |
創建年 | 伝・天平年間(729年~749年) |
開基 | 伝・行基 |
正式名 | 法界山 高照院 大日寺 |
札所等 | 四国八十八箇所28番 |
文化財 | 木造大日如来坐像・木造聖観世音菩薩立像(国の重要文化財) |
大日寺(だいにちじ)は、高知県香南市にある寺院。法界山(ほうかいさん)、高照院(こうしょういん)と号す。宗派は真言宗智山派 。本尊は金剛界大日如来。四国八十八箇所霊場の第二十八番札所。
本尊真言:おん ばざらだどばん(金剛界)
ご詠歌:露霜と 罪を照らせる 大日寺 などか歩みを 運ばざらまし
歴史[]
寺伝によれば天平年間(729年~749年)に聖武天皇の勅願により、行基が大日如来像を刻んで堂宇を建立して開創したという。弘仁6年(815年)に空海が楠の大木に爪で薬師如来像を彫って荒廃していた本寺を復興したとされる。
慶長年間(1592年~1615年)から土佐藩の祈願所となり栄えたが、明治に入って神仏分離令によって廃寺となる。その後明治17年(1884年)再興された。
首から上の病に霊験ありとされ、平癒を祈る参拝者が跡を絶たない。願いが叶うと穴の開いた石に氏名、年齢、快癒した身体の部位を書き奉納する習わしとなっている。
境内[]
テンプレート:Commons
- 山門
- 本堂
- 大師堂:大師像は土佐2代藩主山内忠義が寄贈したといわれる。
- 鐘楼
- 六角堂
- 鎮守堂
- 不動堂
石段の途中に立つ山門を入ってさらに上って行くと左に鐘楼が、右に手水場がある。奥に進むと右手に六角堂、左に大師堂があり、正面奥に本堂が建つ。本堂の左に鎮守堂がある。手水場から左に折れると左に不動堂、庫裏・納経所がある。
- 宿坊:なし
- 駐車場:30台、大型5台。
文化財[]
重要文化財(国指定)[]
- 木造大日如来坐像 - 平安時代後期。丈4尺8寸(約145cm)の寄木造り。行基作と伝わる。中国・四国地方では行基作の仏像では最大といわれる。非公開。本堂に安置される。
- 木造聖観音立像 - 平安時代後期。
交通案内[]
- 鉄道
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 - のいち駅下車(2.0km)
- バス
- 土佐電ドリームサービス 「野市龍河洞通り」下車 (2.0km)
- 道路
- 一般道:県道22号 大日寺前 (0.3km)
奥の院[]
- 爪彫薬師堂(番外霊場)
- 山門より奥に約200m入ったあたりに楠に彫った薬師如来があったが、明治初年に台風で倒れたためその跡地に堂を建立し倒れた楠を霊木として安置している。また、付近の岩窟からは弘法大師の御加持水と呼ばれる清水が湧き出す。
前後の札所[]
参考文献[]
- 四国八十八箇所霊場会 編 『先達教典』 2006年
- 宮崎建樹 著 『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会 2007年(第8版)
- 同 解説編 2007年(第7版)
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